気になる2つの記事

たまたま2つの雑誌に同じような問題指摘の記事がありました。

1つは、週刊エコノミスト、2006年8月1日号の『小泉後の永田町・霞ヶ関 官邸主導から族議員と官僚の復権

2つめは、週刊東洋経済、2006年7月29日号の竹中総務相小泉改革の反動を聞く、エリート官僚組織は健在。岩盤はまだ残っている』

です。この様な記事はあまり好きではないのですが、内容が内容だけについ集中して読んでしまいました。詳しくはそれらの記事を見ていただければいいと思います。私が気になったことを簡単に記します。


既得権益を持った人たちによる

官僚の復権を両記事は指摘しています。
  これは問題だと思います。既得権を持った人たちの間の根回しで物事を決める従来型の政治に戻ってしまいますね。
 具体的には、公共投資をさらに増やす方向の動きや増税に関わる財務省よりの動きは問題ですね。地方財政改革議論で地方への税源委譲を積極的進める議論が必要だと思います。

規制緩和を実施したから貧困の格差が拡大したとの議論があるのもたま問題ですね。

  この議論は、今後のグローバル化の動きの重要性を考えると日本の遅れの原因になると思います。

反世代交代議論はあまりにも滑稽だと思います。

  グローバルな中での新しい才能の採用の必要性をもっと認識すべきであり、1980年代に大学を出た人が社会の重責を担う時代になってきていることを自覚すべきだと私は思いますね。

                  小柳恵一