地上ディジタルネット配信

9月12日(火曜日)付けの日経新聞の一面記事『地上ディジタルネット配信』がありました。

タイトルは当たり前の話なのですが、中身がちょっと貧弱、という印象です。

つまり、こんなことは当たり前なんですね。地上ディジタル放送網を構築するには、お金がかかり伸び悩んでいるのですから今あるネットを使って送るなどというのはユーザから見ればさっさとやればいいことなんです。やればできることをこれまで何故黙っていたか、が問題なんです。

一言で言うと、"ユーザ"無視なんです。ディジタルTV受像機が売れなくなるからなんです。PCとTVの戦いが始まっている、ディジタル放送を見るためにはPCの方が便利だとTV受像機が売れ悪くなるからです。つまり家電の売り手を守っている。

次に、"ユーザ"を無視していることがあります。TV放送をネットに乗せるのに、現在の放送法に従うように、地域で見れるものを限定するための技術をこれから作る、ということです。ネットに乗っているのに、黙っていればどこからでも見れるのに、それを見えなくする、というのです。現在の放送法を守るためにです。これも既得権を持った企業に重点を置いた動き、ということです。どうしてもっとユーザに重点を置いた動きをしないのでしょうか?素朴な疑問です。