ホーキングとペンローズが語る時空の本質

ブラックホールから量子宇宙論
1997
早川書房
ティーヴン ホーキング, ロジャー ペンローズ, Stephen Hawking, Roger Penrose, 林 一
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4152080760/mixi02-22/


本書が出版された当時、ホーキングの著書や講義audioなどを漁っていた僕は、早々に読んだことがあります。その時、ロジャー ペンローズの名を初めて知った記憶があります。そのペンローズに興味を持たなかった僕は、ホーキングの意見をそのまま鵜呑みにしていたために、ペンローズが何を云わんとしているのかがほとんど理解できなかったことを今でも覚えています。

そんな思い出のある本を久しぶりに読みました。当時との違いは、ペンローズの著書をいくらか読みペンローズが何を問題視し、いかなる立場、つまり実在主義的発想が少しわるようになって読むと、ペンローズの提案にかなり引かれている自分に気が付き、実に楽しく読むことができました。

それにしても素晴らしい本ですね。これが10年も前にでているですね。