甲州街道

司馬遼太郎全集 第48巻に記載されています。

司馬さんは、甲州街道の話を進めるにあたり武蔵野の成り立ちから話をはじめています。更級日記に現れる坂東武者のすれ違う姿が、昔読んだ時から脳裏に焼き付いています。その文章に久しぶりに出会えたとき何かとても懐かしさを感じました。広い武蔵野平原に消えていく坂東武者の後姿が、後の日本を形成していく大きな姿になることを思うとその風景に感動さえを覚えます。

かつて武田信玄豊臣秀吉の軍隊、そして近藤勇が通った小仏峠への古道を昔、走った記憶が蘇ってきました。