Kafka On The Shore

  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1400043662/mixi02-22/

これが初めて読んだ村上春樹の作品です。

もう重たい本を持ち運びたくないので、Kindle for iPhoneで読みました。(早く、iPadを手に入れたいです)

Sidney Sheldonの作品の様にリズミカルな文章、Tom Leo Clancy Jr.の作品の様にダイナミックな運び、しかも、Sidney Sheldonの作品よりも人の心の描き方が深く、Tom Leo Clancy Jr.の作品のような仔細になり過ぎない抽象化されたモデリング表現、と僕は思いました。

小説などを並列にいろいろと読む習慣があるのでが、このゴールデンウィークは、この作品に引き込まれ、本作品を中心に読み過ごしました。

実に面白く楽しい作品でした。ただ、こんな事を言えるほどの読解力がある訳ではないと思いますが、なんだか作者は文章作りを遊びすぎているのでは、とも思いました。しかし、その遊びが、また、この作品を面白くしているのだとも思ったりしています。

現代版グリム童話、という思いがしました。 これから村上春樹さんの作品を読みたいと思いますが、Kindleで読める作品が、まだ限られているのが残念です。やはくもっと電子出版されて欲しいものです。iPadでもっと増えてくれるといいのですが。