リバプールへの旅

成田空港からチューリッヒ経由でヒースロー空港へ。
ヒースロー空港からEXPRESSでパディントン駅へ。
パディントンから地下鉄でユーストン駅へ行く予定でしたが、地下鉄が止まっていたのでタクシーで行きました。
ユーストン駅からバージントレインでリバプール駅へ。
リバプールは、STAYBRIDGE SUITESに宿泊。
自宅を出たのが、早朝5時、所沢駅5時40発の成田空港行きにのってから、リバプールのホテルに着くまでに25時間ほどかかりました。
ユーストン駅からリバプール駅までの2時間を寝てしまいました。

なんの説明も不要です。
ビアトリクス ポターが描くピータラビットの世界がそこには広がっています。

嬉しい手紙

新谷道太郎

先日、とびしま海道をドライブした際に探し求めた四藩同盟の密議が行われた新谷道太郎の実家を訪れました。その時の日記は、 http://d.hatena.ne.jp/KeiichiKoyanagi/20100613 に記しました。


また、同時に、私のTravel Sketchにも記載していました。 http://www.keiichi.me/travel/MyTravelBlog/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC/2010/6/13_%E5%AE%89%E8%8A%B8%E7%81%98%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%81%B3%E6%B5%B7%E9%81%93%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%AA%E3%81%BF%E6%B5%B7%E9%81%93%E6%95%A3%E7%AD%96.html

上記Travel Sketchを新谷道太郎の関係者である新谷力、という方が見つけてくれたようです。
そして、お手紙と新谷道太郎の自叙伝を印刷したものを送っていただきました。

実に嬉しい事です。


本名と所属を書いてありますので、新谷力さんは、お手紙を東京の早稲田に送ってくれました。6月18日付けで送っていただいたようです。それが先ほど届きました。早稲田側で北九州にいる小柳を見つけてくれたようです(笑)


送っていただいた新谷道太郎の自叙伝を詳しくはこれから読みますが、四藩同盟密議の部分だけ読んだだけでも、僕にとっての新発見がいくつもあります。嬉しいですね。

慶応三年3月頃の桃の咲く頃に新谷道太郎の実家で密議を行ったことは上記の日記にも書きましたが、その半年後の11月3日に本格的な密議が同じ場所で行われています。そこでの参加者と何を議論したかが書かれているのですが、僕にとっては大発見(個人的にですが)が3つあります。

1つは、慶応3年11月14日に龍馬は暗殺されています。その直前まで御手洗に居た事になります。

2目は、この場所で、11月3日に坂本と後藤が到着しますが、前日に大村益次郎山県有朋ですでに到着しているですね。そしてこれらと一緒に飲みかつ議論を交わしているのです。大村益次郎坂本龍馬はまったく議論を交わした事がないと思っていたのですが、あるんですね。そして、山県有朋ともあっていたんですね。これは2重の驚きです。

3つ目は、この会合の数日後、京都の二条城で岩倉などの皇族、そして西郷、木戸、坂本、池田などで会議が行われているですね。その会議で、西郷から大阪の3万の幕府軍をこちらの数千の軍隊で勝てる。しかし、軍資金がさらに5万両必要である、との意見がが出されているです。その5万両の調達は、毛利 浅野からそれぞれ2万両、そして西本願寺から1万5千両を得ている。そして、この会合がさらに数日後に再会される事になって散会している。17時に本会議が散会し、坂本が三条河原町に戻った後、殺害されているんですね。

この日記は、後年書かれたものなので正確な日時などには間違いはあるかもしれませんが、しかし、当事者の一人が書いている日記であることは確かであり、当事者しか知らない事柄らしき会話も書かれ臨場感あふれた日記になっています。

鞆の浦散歩

いろは丸展示館を覗きたく鞆の浦を訪れました。

鞆の浦に泊まる予定でしたが、泊まりたいホテルが満員で予約待ちしていました。しかし、残念な事に空きませんでした。 今回は、短い時間の散策でしたので、次回は、そのホテルに泊まってゆっくり回りたいと思っています。




大崎下島の御手洗と大長

御手洗の灯台

回の旅の目的の1つに新谷道太郎の実家を探し求めることでした。江戸末期に行われた四藩軍事同盟の密談が行われた場所です。薩摩の大久保、長州の木戸、土州の坂本龍馬、そして芸州の代表者が秘密に集まった場所です。三日三晩彼らは寝食を共にして議論をした場所です。その場所が御手洗にあるものと思い、地元の方に訪ねたのですが誰も知りませんでした。

諦めて、宿に着いた時、本徳寺参道と記した標識を宿の脇の道で偶然見つけました。新谷道太郎の実家は本徳寺、というお寺さんだった事を覚えていましたので、もしかしたらと思い、本徳寺にその日の夕方に行ってみました。しかし、それらしい形跡が全くありませんでしたので落胆し、宿に戻りました。

宿で、夕食を食べながらオレンジハウスの主人に上記話をしたところ全くしりませんでした。しかし、新谷という家なら本徳寺の100メートルほど先にありますよ、と教えてくれました。さらに、主人が、その新谷家を知っている友人に電話をして情報を得てくれました。

確かに、新谷家は、昔、本徳寺であった、しかし、新谷家は、その寺に関する権利を他の方に譲って、今ある新しい場所に本徳寺ができた、とのことでした。 現在、新谷家は新谷道場、呼ばれている、とのことでした。

これで探し求めていた新谷道太郎の実家の可能性が高くなりました。

さらに、この大長の周りは、今はみかん畑であるが、江戸時代までは桃の産地で有名であった事を教えてもらいました。

大久保、木戸、坂本は、密談のためにこの新谷家に集まりましたが、あくまでも名目は、桃の花見遊覧だった事とも一致することも分かったので、次の朝、散歩がてら新谷道場に行って見ました。

そして、その場所が、坂本、大久保、木戸らが三日三晩同じ部屋で語らった場所であると僕は確信しました。

この密談が終わった際、坂本は、新谷道太郎に『こんな密談をしたことがばれたら殺されるから60年間は誰にも言ってはいけない』と告げたそうです。当時60年後とういと誰も生きていませんから、永久に黙っていろ、ということですね。

しかし、新谷道太郎は、60年後も生きていたのです。92歳まで健在だった。昭和12年(?)まで生きていたです。奇跡です。そして、彼は約束通り60年間沈黙をし、60年後に日記に密談のことを記しているです。

その日記が広島の竹原市(?)で発見されて上記内容が明るみに出たんです。

その場所を知りたいと思っていたのですが、偶然見つける事ができたのは実に嬉しかったです。


オレンジハウスの主人もこのような歴史的出来事が近くであったことを知り喜んでいました。

旅の醍醐味です。










安芸灘とびしま海道

御手洗

広島から安芸灘大橋を渡って下蒲刈島へ、
下蒲刈島から蒲刈大橋を渡って上蒲刈島へ、
上蒲刈島から豊島大橋を渡って豊島へ、
豊島から豊浜大橋を渡って大崎下島へ。
大崎下島にある古い港街である御手洗で一泊。

次の日、御手洗から中の瀬戸大橋岡村大橋を渡って岡村島へ。

岡村島が行き止まりなので、関前岡村港からフェリーに乗って四国の今治港へ渡りました。

今治港からしまなみ海道で瀬戸内海を渡って尾道へ。尾道ラーメンを食べて、鞆の浦に行き、鞆の浦の散策を楽しみました。




広島から安芸灘大橋を渡って下蒲刈島へ.





下蒲刈島から蒲刈大橋を渡って上蒲刈島へ.



上蒲刈島から豊島大橋を渡って豊島へ.




豊島から豊浜大橋を渡って大崎下島へ.



大崎下島にある古い港街である御手洗で一泊.



次の日、御手洗から中の瀬戸大橋岡村大橋を渡って岡村島へ.




岡村島が行き止まりなので、関前岡村港からフェリーに乗って四国の今治港へ渡りました.


今治港からしまなみ海道で瀬戸内海を渡って尾道へ.
尾道ラーメンを食べて、鞆の浦に行き、鞆の浦の散策を楽しみました.

Kafka On The Shore

  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1400043662/mixi02-22/

これが初めて読んだ村上春樹の作品です。

もう重たい本を持ち運びたくないので、Kindle for iPhoneで読みました。(早く、iPadを手に入れたいです)

Sidney Sheldonの作品の様にリズミカルな文章、Tom Leo Clancy Jr.の作品の様にダイナミックな運び、しかも、Sidney Sheldonの作品よりも人の心の描き方が深く、Tom Leo Clancy Jr.の作品のような仔細になり過ぎない抽象化されたモデリング表現、と僕は思いました。

小説などを並列にいろいろと読む習慣があるのでが、このゴールデンウィークは、この作品に引き込まれ、本作品を中心に読み過ごしました。

実に面白く楽しい作品でした。ただ、こんな事を言えるほどの読解力がある訳ではないと思いますが、なんだか作者は文章作りを遊びすぎているのでは、とも思いました。しかし、その遊びが、また、この作品を面白くしているのだとも思ったりしています。

現代版グリム童話、という思いがしました。 これから村上春樹さんの作品を読みたいと思いますが、Kindleで読める作品が、まだ限られているのが残念です。やはくもっと電子出版されて欲しいものです。iPadでもっと増えてくれるといいのですが。