ローレンス・レッシグの講演

http://www.atmarkit.co.jp/news/200603/28/lessig.html

のニュースに記載されている現在の著作権法に関する問題指摘に関する記事は読む価値があると思います。

5年ほど前にサンフランシスコのあるカンファレンスで初めてローレンス・レッシグの講演を聴いた時、法律家の英語をこの時に初めて耳にした訳ですが、自分の英語の未熟を痛感した覚えがあります。しかし、ローレンス・レッシグさんのご指摘はいつも参考になります。

●以下、内容の一部
国立情報学研究所が3月27日に東京都内で開催した国際シンポジウムで、スタンフォード大学法学部教授のローレンス・レッシグ(Lawrence Lessig)氏は「Creative Commons and Free Culture」と題した講演を行い、硬直的な著作権法からの自由を訴えた。

・インターネット上では単にコンテンツを消費するだけでなく、それらを素材として用い、新たな表現を生み出そうとする若者が増えていることをレッシグ教授は指摘、アナログの世界で文化を発信できるのは恵まれた少数のプロに限られていたが、デジタルの世界では誰もが創造表現を行えるようになったことに、飛躍的な進歩があると強調した。

・インターネットの“Read-Write Culture”(消費するだけでなく表現もできる文化)は、人々に発言する力を与えている。500ドルのコンピュータさえあれば、芸術、教育、政治など何でも自分の好きなことを表現できる。21世紀のリテラシーとはこういうことだ

・しかし、著作権法から見れば、こうした活動はほとんど著作権法違反を問われることになる。「既存のシステムは、こういった民主的な文化に対応できるように作られていない」。