バッシングの中での批判

について、竹中平蔵が自ら語った記事が、週刊東洋経済、2006年10月7日号、『新政権もリスクを!竹中平蔵の申し送り』、pp.108-pp.111、に書かれていました。記事全体の内容も面白く読ませてもらいました。

その中で、竹中さんが、自らの経験から批判を3つに分類できるとしています。

1.逆のことを言えばいい。
   つまり、金利が高くなれば、中小企業が困るではないかと批判する。金利が低ければ年金生活者が困るではないかと批判する。つまり、逆張り批判のパターン。

2.永遠の真理を言えばいい。
   みんなの意見を聞かなければいけない。庶民の視線に立って考えなければいけない。誰も否定できない永遠の真理です。では、そのためにどうするか、ということを議論しないと政策論にならない。永遠の真理を持ち出すのは、対案なしで逃げるのと同じである。

3.批判がラベルを貼ること。
   決め付けることにより思考停止に持ち込む。

これ、僕が批判してきた立場、あるいはされてきた立場の経験からもうまく整理している、と思いました。