ソニーのCELLと松下電器産業のユニフィエ
の開発哲学を見ていると1つの両極端のパターンを見ているようで面白い。
週刊東洋経済、2007年3月3日の記事「明の松下、暗のソニー 次世代半導体で大差」です。
過去における社の横断的戦略の評価が今、明らかになった、といういい事例ですね。
これから何が問題になるか、それがソフトウェアの生産効率化、というのは相当前から言われていたことですが、それに対応するためにトップダウン的戦略でユニフィエを開発し成功した松下、そのような対策を考えもしない、walkmanでもやってしまった1部署の成功例に乗ったゲーム用LSIのイノベーション的展開を再度繰り返した、ということでしょうか。
僕のような技術者の立場ではソニーの尖がった技術開発の方が、自分が外野席に居ることもあって見ていて楽しいですが、経営的立場で考えると、ソニーさんは、特にソフトウェア開発の面で更に傷口を広げているように思えますね。