「龍馬の手紙」

「龍馬の手紙」by 宮地佐一郎

を読んでいます。今まで発見されている龍馬の手紙のすべてが記載されています。

今日、うれしい手紙に出会いました。千葉佐那について龍馬が乙女姉に書き送っている手紙です。こんな手紙があったのですね。司馬遼太郎が「竜馬がいく」を書き終えてから発見されたようです。司馬さんの竜馬は、佐那さんになんだか冷たい感じで書かれていますが、この手紙を読むと、龍馬は、佐那さんに惚れていたのがよくわかります。乙女姉さんに、如何に素晴らしい人であるかを説明し、何か同意を求めるような文章になっています。

司馬さんもこの手紙を読んでから作品を書いていたらば、もう少し違ったストーリになっていたかもしれませんね。

これで千葉佐那が生涯独身で、甲府にある墓の背後に「坂本龍馬室」と書かれているのも救われる思いがしますね。