竹内街道(山の辺の道)

司馬遼太郎は、天理市にある石上神宮を訪れ、そこを起点に古代の街道沿いに話を展開しています。石上神宮から三輪山にある三輪山明神(大神神社)までの山の辺の道、そして三輪山神社からの竹内峠までの竹内街道です。

昔、この道を車でドライブしたことがあります。簡単に過ぎてしまうほどの空間でした。その空間に広がる古代日本について、司馬さんは日本書記や古事記に記載されている話などをベースに展開しています。 その解釈力と説明力に強く惹かれます。

この話の中では、司馬さんは7キロほどの距離しかない山の辺の道を、平行に走る道を車で走りショートカットしていますが、当時の僕も同じように車で通り過ぎてしまったため、今まで後悔していました。そして今回、その道を歩く機会を得ました。

しかし、確かに地図上の直線では7キロ程度の距離ですが、各地点の距離を合計しただけでも17キロ近い距離があることが当地に着いて分かりました。さらに各地点で興味のある場所を散策するとさらに距離が延びる散歩でもありました。その結果、予想とは違って4時間以上の散策時間を要しましたが、実に面白い散歩でもありました。

これほど面白い散歩道も数が少ないのではないでしょうか。


石上神社


石上神社


山の辺の道


山の辺の道


山の辺の道


山の辺の道


山の辺の道


山の辺の道


崇神天皇陵(山の辺の道)


山の辺の道  三輪山を遠望する。


山の辺の道の出入り口  大神神社三輪明神


三輪山を祭る大神神社三輪明神