坂の上の雲

NHKがドラマ化をしているんですね。先ほど知りました。

司馬遼太郎が、あれほど本作品の映画化、ドラマ化を断っていたのですが、どのような経緯でこのようになったのかと疑問に思いました。

司馬さんは、色々な友人から坂の上の雲の作品の続きを書くことを進められていたんですね。たぶん、本人もその自覚があったと思います。作品、坂の上の雲は途中までしか書いていない、つまり結末が書いていない、ということを恐れ、ドラマ化などを断ると共に、その作品後の話をいろいろな場で語っていましたね。

つまり、坂の上の雲の作品の結末として、“論功行賞などに露骨に現れた現象、それが昭和の初期の軍隊の暴走や日露戦争当時のままの貧弱な設備からなる軍隊による太平洋戦争突入につながる話を書かないといけない”、と思っていたようです。そのようなこともあって、本作品のドラマ化を強く断っていたようです。

今回のドラマ化はどのような経緯で実行されたのでしょうかね?

原作者である司馬さんの気持ちを踏みにじるような作品にならなければいいなと思うのですが・・・・。 ファンの一人として心配でもあります。