濃尾三州記(未完)

司馬遼太郎全集〈65〉街道をゆく 十四
にあります。

これで司馬さんの“街道をゆく”シリーズを読み終わりました。

このシリーズを通して読んだのがこれで2度目になります。

そしてこの濃尾三州記を未完のまま、司馬さんは他界しています。

本作品は、武田信玄の死で終わっています。

“信玄はこのあと三河に攻め入ったが、野田城包囲の陣中で病いを得、軍を故郷にかえす途次、死ぬ。死は、秘された。”

このシリーズをいつか、また第一巻から読むことを楽しみにして、僕は本書を閉じました。

司馬さんの“街道をゆく”がこの“濃尾参州記”で突然終わっています。72歳でお亡くなりになっています。司馬さんは名古屋城のお堀端にあるホテルに泊まり、名古屋人としての信長の話から書き始めています。この濃尾参州記に関わる話は、僕の旅日記の最後に書きたいと思っていたのですが、先日、30年ぶりに名古屋城を訪れたのを機会に少し書いてい見ようかなと思いました。濃尾参州記で司馬さんは、尾張三河、美濃の三国を歩いています。僕はこの三国をまとめてあるいたことがありません。特に、三河はいつも通り過ぎるだけです。近い将来散策したいと思います。 30年前は名古屋城岐阜城、関が原近辺の散策を楽しみましたが、今回は、名古屋城長久手古戦場を散策しました。 (2008年9月)