Web2.0へのマイクロソフトの対応

週刊東洋経済2005年12月10日”サービスへ舵を切れ、マイクロソフトの自信と焦燥”の記事を、先日書いた http://mixi.jp/view_diary.pl?id=60005427&owner_id=123069 をバックグランドにして読むと興味深い。

特にP2Pコラボレーション・サービス(Groove)で成功したレイ・オジーの会社が先日マイクロソフトの完全子会社になったと同時に彼自身がマイクロソフトのCTOになった理由をこの記事で理解できたことがまた嬉しくもあります。

Grooveのユーザでもあり、共同研究の関係で僕は、その会社の副社長と昨年、今後のP2Pコラボレーション・サービス(Groove)の在り方について数時間お話をしていらい、その技術的確かさと発展の可能性を見出してからはさらに注目をしていました。

そして、今回の記事で、マイクロソフトのその舵取り、具体的にはWeb2.0への対応をすべてこのレイ・オジーに完全に任したそうです。

今後の動きが楽しみですが、大きな企業のパラダイムシフトはまた難しい事でもあります。この記事で、CEOのスティーブ・バルマーが一番大切なのは、人であり、マイクロソフトは、このレイ・オジーをはじめ何にかの人材を実名で示しながら、人を確保した、だからGoogleに勝つ、というお話は、とてもどこかの大企業とは違う、実に具体的な話で面白いですね。レイ・オジーがハードでも何でも作れと言えば作ると断言していました。うーーーん、この感性・感覚が面白い。この話だけを読んでいると6万人も従業員がいる会社には思えませんね。実体は分かりませんがね。