Application-Level Quality of Services

KeiichiKoyanagi2006-07-15



Application-Level Quality of Services

IEEE Internet Computing, May-June, 2006の特集

いい特集であると思います。課題が課題だけに検討すべきことが多く、何に注目してまとめるかが難しいですが、正しい検討の方向であると私は確信をしています。

理由:インターネットは、インターネットが誕生するまでとは異なり、heterogeneous NWs環境を前提に、LANや各IPSなどで適用される定レイヤのネットワーク環境やポリシーに関わりなく、ホスト間のreachabilityを実現し、グローバルなユニバーシャルなサービスの実現に成功した分けです。その為に、アプリケーションから見たエンドーエンド間での信頼性などはホストが責任を持つことで成り立っています。そして、最近では、SOAなどの業務アプリケーション間の相互接続やmulti-organization間のサービス適用を実現するために、heterogeneous middleware環境、さらには業務パッケージの流用など、異なるポリシーの元に提供される、あるいは設計されたソフトウェア(=アプリケーション、業務アプリケーション)の再利用などが促進されようとしている中、 Application-Level Quality of Servicesの課題をさらに真剣に取り組みべき時であると思います。インターネットでTCPが提供されたように、SOA時代のmiddlewareが提案されるべきであると考えます。

本特集では、"Managing End-to-End Qos in Distributed Embedded Applications", "Increasing QoS in Selfish Overlay Networks", "Qos Assessment via Stochastic Analysis", and "Reliability Prediction for Service-Oriented Computing Environment"が記載されています。