学問とは、
ということを語る司馬遼太郎の文章に出会いました。
僕は、時間を見てはひたすら司馬遼太郎全集を少しづつ読んでいます。
そんな中、出会いました。
司馬遼太郎は、『学問というのは、態度である。』、と短い文章で書いています。その態度の例として、新井白石と吉田松陰の学問を例に話をしています。私は、新井白石に関する知識は、中学時代の読書で得た知識程度しかありませんが、吉田松陰に関しては、彼が旅した場所を可能な限り歩いている関係から何かその文章から司馬遼太郎のいう『態度』と、言う言葉に打たれるところがあります。
また、『彼らが持っていた態度をもたずに学校教育の場にまぎれこんでもそれは無意味であり、逆に、学校教育から離れた場所に身をおいていても、その態度さえあれば学問は十分にできるという礼証になりうるのではないか』で結んでいます。
司馬遼太郎全集32巻,『白石と松陰の場合』pp.239-pp.245.