”意識”について

共著:竹内薫と茂木一郎、”脳のからくり”を面白く読ませてもらいました。

著者である竹内薫氏に引かれて出版されている本を全て読み続けている中の1冊として読みました。竹内氏流の論理論理展開が茂木氏と絡んでさらに面白くなっていました。

”意識”とはなんであるか?、との問いに対する論理展開に思わず自分が笑みを浮かべているのに気がつきました。

今、この本と平行に読んでいる"Three Roads to Quantum Gravity" by Lee Smolin で展開されている”時間と空間”とは何であるか?、との話が重なってしまったのです。つまり、”空間”は、Loop Quantum of Gravity"でいうネットワーク上のエネルギーの相互作用としての2次的なものとして生まれる”、という話と、ここでいう”意識、つまりクオリア”も同じように言い表されていることに深い意味を感じているのは僕だけでしょうか・・・。

これから”意識、つまりクオリア”とは何であるか、と”空間、つまり宇宙”とは何であるかを平行に考えて行きたい気持ちになりました。あるいは同じレベルである、ということかもしれません。即ち、”もの”があるのではなく、そこにはネットワークが先ずある、という事です。

まさに、ペンローズの仮説へと繋がる訳ですね。つまり、宇宙も意識も、Quantum Gravityにより同時に説明できるかもしれない、ということです。実に面白いです!!