龍馬を読む愉しさ―再発見の手紙が語ること

2003
臨川書店
宮川 禎一


坂本龍馬の息遣いを感じることができる貴重な資料です。

宮地 佐一郎著、「龍馬の手紙―坂本龍馬全書簡集・関係文書・詠草」を読んだ際、龍馬が書いた手紙130通余りにその面白さを感じたのですが、その本の解説が解説になっていなかったのに対して、本書は、分析をしっかりしている点が素晴らしいと思います。

当時の脱藩した浪人として、家族の一員として、さらに国を憂う気持ちなどを手紙を通して伝わってくるのを本書の解説を通して得ることができ、実にいい本だと思います。