羽州街道

KeiichiKoyanagi2008-08-13

10年前の夏、立石寺を訪れて以来のの羽州街道です。

その際は、電車で行きました。山形駅仙山線に乗り換え山寺駅で降りました。その日は、早朝に自宅を出て、山寺駅に着いたのがちょうどお昼でした。駅前で旨い田舎そばを食べ、立石寺に向かいました。昔、芭蕉が耳にしたであろう蝉の声を聞きながら立石寺を登り、時々、岩から染み出るそよ風にポロシャツに染み出た汗を冷やされて心地よく登りました。その夜は、山ノ上にある 温泉古窯で、汗を洗い落とし、次の朝は、フロントで透き通るような笑顔を持つ女性がサービスしてくれた紅花の香りがするお茶が、その日を心地よく迎えさせてくれました。

司馬さんは、街道をゆく羽州街道”で山形空港に降り立ち、立石寺を訪れ、その後、羽州街道沿いに上山、そして米沢に行き、最上川を見るために長井に向っています。

今回、僕は、白神温泉ホテルから雄花沢に抜け、そこから天童を通って、立石寺を訪れました。10年前と異なり、今年は、蝉の声が少なく、むしろ、自宅近所の蝉の方が騒がしいほどでしたが、山頂あたりで漸く元気な蝉の声に出会えました。。


立石寺登山口です。


立石寺山頂を望む。

立石寺の散策後、この日の宿である雄花沢の銀山温泉にある古山閣に泊まりました。部屋にあった紅花が印象的でもありました。


銀山温泉


宿である古山閣です。


部屋にあった紅花です。

次の日、雄花沢から羽州街道を下り、米沢城に寄って帰宅しました。いい旅でした。日本の美しさを改めて感じた旅でした。


上杉謙信神社入口。なぜ神社なのか、と不思議に思いますが、明治維新は文化革命の1つなんだと改めに思いました。明治維新はいろいろと素晴らしい改革をしましたが、これだけは愚行でしかないと思わざるを得ません。


上杉謙信象です。


米百石を思い出します。