大徳寺散歩

KeiichiKoyanagi2009-05-22

司馬遼太郎全集〈第62巻〉街道をゆく(11)
文藝春秋 1999年9月
にあります。

久しぶりに読みました。


大徳寺の散歩が好きです。初めて訪れたのは、1972年の夏でした。高桐院の庭を前に座った時から好きになりました。門を入り、苔の小径をつたってやがて屋内にはいります。その小径が門から直ぐに右に折れると、別の世界が広がります。そこには、空気が引き締まった濃密な世界があります。その緊張した空間がとえも好きです。それ以来、京都に行くと高桐院に寄ることが多くなっています。1989年に連載された”大徳寺散歩”には、そこを訪れた司馬遼太郎の高桐院があります。別の角度から見た高桐院を僕は知ることができました。さらに、大徳寺が好きになりりました。2000年9月に、仕事での出張の折、早朝の高桐院を訪れたのが、4年ぶりの散歩でした。その後、高桐院を訪れていません。また、行きたくなりました。


高桐院の小径



高桐院の部屋



高桐院の庭